3.11水没歯科診療所から 【8周年のお正月】

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8周年のお正月

東日本大震災から8年目を迎えダンプカーなどの工事用車両の往来はめっきり減ったけれど、沿岸部での防潮堤や橋梁工事は未だ道半ばといったところもあります。

昨年、「日本三景松島」の北東の一角をなす宮戸島にかかる架橋が未完のまま韓国版トレッキングコース「オルレ宮戸島コース(約10km)」が整備され、お披露目の10月8日には600人もの参加者で大いに賑わいました。

 

「縄文の古から続く松島の原風景を肌で感じる青の国へ」のテーマに象徴されるように、国内でも最多の縄文人骨を出土し、かつ標高106mの大高森からの360度の大パノラマの眺めは松島四大観の一つ「壮観」と呼ばれる松島湾随一の景勝地として知られた名所です。

今回のコースの整備で島の魅力が更に飛躍し、訪れる人達を魅了すること間違いなしで、観光スポットとして大きな期待を集めています。

宮城オルレ 公式サイト

他方、主要な水産業の一つ「松島カキ」も頑張っています。
沖だしが遅れた分、成長が若干遅れましたが、今年も冬の味覚になくてはならない全国ブランドの「松島カキ」として全国に出荷されています。

もう一つの「皇室献上 松島ノリ」の方も順調に生育し、摘み取りが行われています。
この冬は寒くならないで欲しい、でないと大きくならないからと期待と不安の混じった心境を語ってくれました。

震災時、東京協会と歯科協会の合同チームや兵庫協会が支援の際に訪れた時とは隔世の感がする宮戸島界隈に、是非足を運んでいただきたいと思います。